sine/METACAMELOTの概要

プロジェクトの構成

sine/METACAMELOTは、二つのプロジェクトで構成されています。

一つ目は、インターネット上に3次元の仮想空間として構築されたデジタル空間「メタバース」です。渋谷に実在するナイトクラブ”CLUB CAMELOT”をデジタルの世界で3D化した空間で「META CAMELOT」と呼んでいます。

二つ目は、インターネット上の仮想空間でユーザーの分身として操作できる「3Dアバター」です。アバターは、他のものとは代替えができない性質（NFTといいます）を持ち、所有者にとって唯一無二のデジタル資産となります。このNFTアバターを「sineアバター」と呼んでいます。

これらのプロジェクト内容を確認しながら、実用性や将来性について考察していきます。

プロジェクトチーム

最初に、このプロジェクトに関わっている企業を確認しましょう。

GFA株式会社

金融業を中心にM&A事業や店舗買収などを行っている、東証スタンダード市場に上場している企業です。現在は、メタバース事業やe-sports大会（The Craze）の共同開催など、エンターテイメントのオンライン化に力を注いでいます。メタバース事業では、渋谷最大級のナイトクラブ「Club Camelot」を3次元の仮想空間として完全再現する事に成功しており、このプロジェクトの一つである「META CAMELOT」として事業展開しています。

Sequin,Inc.

米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くメタバース開発企業です。プラットフォームも提供しており、ゲーム、eコマース、教育など、さまざまな業界で使用されています。このプロジェクトでは、渋谷に実在するClub Camelotをメタバース化した「META CAMELOT」の開発と構築を行いました。なお、メタバースの制作ツールにはUnreal Engine（アンリアルエンジン）が採用されており、将来的なマルチバースを意識して開発されています。

(株) ICHIZEN HOLDINGS

海外のネットワークを活用しながら、ブロックチェーン、メタバース、NFTなど、WEB3.0関連事業に力を注ぐ企業です。当プロジェクトでは、sineアバター（NFT）とMETA CAMELOTのプロモーションを支援しています。

以上のように、それぞれの得意分野において経営資源を合体させて、目標に向かって事業を進めています。

では、sine/METACAMELOTの具体的なプロジェクト内容を確認していきましょう。

METACAMELOTとは

METACAMELOTは、東京都渋谷区に実際に存在するナイトクラブ”CLUB CAMELOT”を3次元モデリングによって3Dデータとして作成した仮想空間です。

実際のClub Camelotは、地下1Fから地下3Fまでの3フロアを有しており、繁忙期には1日あたり2,000人超が来場する日本屈指の動員数を誇るナイトクラブです。日本のベストクラブを決める「Best of Japan －TOP CLUBS VOTIN－」では、2019年、2020年と2年連続1位を獲得しました（2021年以降は未開催）。

この現実の空間として存在するClub Camelotの建築図面を元に3D化（モデリング）し、実際の店舗とまったく同じ空間としてデジタル化したものが「META CAMELOT」です。

以下のYouTube動画はMETA CAMELOTのデモ版になります。

動画では、前もって用意されたアバター達が躍動していますが、いずれは自分が保有するsineの3Dアバター（NFT）を使ってMETACAMELOTに入場し、来場者の方々と会話や音楽を楽しむなどのメタバース体験ができるようになります。

現在、METACAMELOTへはPCおよびノートパソコンから誰でも入場可能ですが、将来的にはsineの3Dアバターが入場券の代わりとなる予定です（※2023年9月現在）。

以下のURLからダウンロードして体験することができます（※アップロード作業中の場合があります）。

https://camelot.sequinar.com/

メタバースの仕様・動作環境

現在、世界中でメタバース空間が制作されていますが、メタバースの制作エンジンは、大きく分けて以下の2種類があります。

• ゲームエンジン
• 3DCG制作ツール

なかでもUnityとUnreal Engineは、メタバースの制作に最もよく使われているゲームエンジンです。どちらも機能が豊富で、さまざまなタイプのメタバースを作成することができます。

METACAMELOTは、米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くメタバース開発企業のSequin,Inc.によって、Unreal Engineで作成されています。METACAMELOTに入場してスムーズな動きを体現したい場合、パソコン（ノートパソコン含む）の動作環境に最低でも以下の要件が必要です。

メタバースとリアルの連動イベント

過去には、日本のヒップホップ界をけん引する呂布カルマ・漢 a.k.a.GAMI・JNKMAN・DABO（Nitro Microphone Underground）・DJ MASTER KEY（Buddha Brand）らを渋谷のCAMELOTに迎えて、METACAMELOTと連動したLIVEイベントが開催されました。CLUB CAMELOTの音源や映像が、「META CAMELOT」（メタバース空間）でも楽しむことができました。

また、イベント当日は、入場料が永年無料となるNFTカードが限定販売されました。このカードにはNFTagが採用されています。

今後もこうしたリアルとメタバースが連動したクラブイベント「Meta Cross」が企画されていくと予想されます。

sineアバター（NFT）とは

「sine」はMETACAMELOTをはじめとする様々なメタバース空間で使用可能な、3Dアバターの総称を指します。アバターは、他のメタバース空間とも連携できるマルチバースに対応したアバターNFTです。

以下の動画は、3Dアバターのイメージです。

3Dアバターは現在開発中（2023年9月23日現在）で、完成後は2DのNFTを購入していれば手元に届きます。NFTの一部を掲載しておきます。

＜Man＞

＜Woman＞

＜Robot、alien＞

＜Gold＞

sineアバターの実用性について

sineのNFTを保有した場合のユーティリティをご紹介します。持っていると、どんな実用性や特典があるのかは以下の7点です。

CAMELOTでのユーティリティ

上記した1～3は渋谷にあるナイトクラブ「CAMELOT」関連のユーティリティです。

メタマスクかカードウォレットに保存しているNFTを入場口で見せると、無料で入場できるという特典が永年に渡って付与されます。混雑時も並ばずにフリーパスです。また、10体以上保有されている方は、VIPの予約枠が空いている時限定でチャージ料金が無料になります（VIPの混雑時は優先入場はありません）。

NFT関連のユーティリティ

アイテムNFTのエアドロップ

sineのNFTを保有していると、アイテムNFTのエアドロップがあります。エアドロップは、保有対数ごとに割り振られていて、前回のエアドロップでは、2体以上ならテキーラショット、5体以上ならテキーラ観覧車・10体以上ならシャンパンボトルがエアドロップされました。

二次流通の収益還元

sineのNFTを10体以上保有していると、Openseaの2次流通の収益が還元されます。1人当たり最大0.02%の収益を還元し、保有体数によって還元率が上昇する仕組みです。

限定コラボNFT

CAMELOTで開催されるイベントへの来場や一定数のNFTを保有していると、限定コラボのNFTがエアドロップされます。過去には、呂布カルマさん・漢a.k.a.GAMIさん・JNKMNさんなど、多くのゲストを呼んで実現した世界初のリアル×メタバースのライブイベント【MetaCross】に来場した方へエアドロップされました。

今後も新たなリアルイベントやメタバースでのイベントが開催される際に、限定NFTとしてエアドロップされることが期待されます。

NFTを保有して稼ごう！～Commit to Earn

このプロジェクトでは、Commit to Earnという形で、収益を得ることができます。NFT保有者は、コミュニティに対して有益な活動を行うことによって、TYO Night DAOが発行しているTYOトークンを受け取る仕組みが開始されました。

2023年9月8日にMETACAMELOT×sineのDiscord内において、新しいトークン付与の制度がスタートするという発表がありました。

この宣言によって、Discord内に活気が出てきて盛り上がりを見せています。そして、このブログもそうした取り組みへの参加が目的です。

また、この取り組みは「DAO（分散型自律組織）」と呼ばれている、特定の所有者や管理者が存在しなくても事業やプロジェクトを推進できる組織を意味する言葉として、Web3.0における組織形態とされています。

プロジェクトには運営者が存在しますので「所有者や管理者が存在しなくても」には100％合致しませんが、運営組織内に籍がなくても行動が評価されれば報酬をもらえるという点においては、DAO的な組織といえます。

要するに、NFTを保有して稼ごう！がテーマです。

sine/METACAMELOTのまとめ