カテゴリ「お金のルール」では、お金のルールについて考察していきます。
スポーツでもゲームでも何でもそうでしょうが、ルールを知って訓練を積むことが、その分野で成功するために必要です。お金も同様です。
知識がない人は、知識がある人にお金を支払う
例えば、病気になったとします。軽い風邪だったら、家で休めば治るでしょう。しかし、いつもとは勝手が違う病気だとしましょう。この場合、病院に行って診察してもらいます。
そして、病院に支払いをします。
処方箋を出してもらったら、薬局で薬をもらって、お金を支払います。ここでも、薬剤師とのやり取りがあります。
- 患者:病院(医者)に支払い
- 病院:患者からお金を受け取る
- 患者:薬局(薬剤師)に支払い
- 薬局:患者からお金を受け取る
患者が病気に関する知識を持っていたら、病院に行く必要はないかもしれません。しかし、知識がないので、病院に行くしかありません。そして、お金を支払います。
別の例も考えましょう。
英語を自由に話せるようになりたいとします。そこで、英会話学校に行きます。インターネットで独学も可能ですが、外国人の先生に直接教えてもらう方が、効率的でしょう。
- 受講者:英会話学校に支払い
- 学校:受講者から受け取り
ここでも、お金のやり取りが発生しています。お金を支払う人は、英語を自由に話せない人です。すなわち、知識や経験が十分でありません。お金を受け取る側は、英語を自由に使える人です。
すなわち、知識や経験が豊富な人です。
知識がないという場合、常に支払う側になります。何か知識を持っていると、その知識はお金を受け取る手段になります。
お金のルール
知識がない人は、知識がある人に支配される
また、知識がない人は、お金を支払うだけでなく、お金を受け取る人に支配されます。
上の例で、病院で診察を受けました。医者は、どんな病気で、どのように生活すべきかを説明してくれます。患者は、その通りに行動します。
仮に、医者がとんでもない大間違いの内容を話したとしても、患者はその通りに行動します。
患者は、医者が間違いやウソを言っていると想定しません。すべて正しいことを話しているという前提で聞きます。
英会話の例でも、同様です。受講者は、英会話の先生が間違いの英語を教えているとは考えません。先生は標準的な英語を教えてくれているという前提で行動します。
先生が発音方法を教えてくれれば、その通りに真似します。
すなわち、知識を持たない人は、知識を持つ人に対してお金を出すだけでなく、その分野については、精神や行動までも支配されます。
知識があれば、お金になる
この流れで明らかなとおり、知識はお金になります。知識がない人は、支払う側になります。
そして、誰もが必要とする分野で知識を極めると、お金を大きく得られるでしょう。ただし、だれもが必要とする分野というのは、競争も激しいです。
そこで、レアな分野で知識を極めることが選択肢になります。
ただ、レアすぎると、その知識を必要とする人がいないかもしれません。この場合、支払ってくれる人がいないので、知識はお金になりません。
インターネットが有効
しかし、現代はインターネットが高度に発達しています。自分の足で営業して回ることなく、全国に自分の知識を売ることができる時代になりました。
そこで、自分の知識を必要とする人に、自分の能力を伝えることができれば、お金を支払ってくれる人が集まる可能性があります。
売り方が分からない場合は、ホームページを作っても良いでしょうし、ブログで記事を投稿するのも良いかもしれません。方法は数多くあります。
極めることが重要
なお、知識でお金をもらうには、その分野について極めていることが必要です。あるいは、独自性が強くてマネできる人がいないという状態が必要です。
中途半端な知識だと、それに対してお金を支払おうという人はいないでしょう。
この記事の例ですと、医者も薬剤師も、国家試験に合格しています。また、英会話の先生は、毎日英語を使っている上に、教え方も勉強しています。