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相場の「専門家」に注意!

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私たちが資産運用を考える場合、インターネットで検索したり、銀行や証券会社に行ってアドバイスを求めたりすることがあるでしょう。

しかし、他人にアドバイスを求めるのは、大きなリスクを持っています。今回は、このリスクについて確認します。

専門家に相談するということ

例えば、病気になれば、病院に行きます。そして、医者という専門家に診てもらいます。医者は私たちを診察して、適切な処置をしてくれます。薬が必要ならば、処方してくれるでしょう。

医者が診断を間違えるということは、基本的に想定しません。私たちは、医者の言うとおりに薬を飲みます。

あるいは、自動車免許が欲しい場合、教習所に行きます。そして、指導員の指示に従って勉強します。

勉強する際、彼らがウソを教えているとは想定しません。このため、指導員の言うとおりに行動します。そして、免許を取得します。

投資の場合、この考え方が通用しません。

投資の専門家は意見がバラバラ

では、投資の専門家について、医者や自動車教習所の先生と同列に見て良いでしょうか。答えは「No」です。

分かりやすい例で、株式のトレードを考えてみます。

ウェブサイトで調べると、専門家を名乗る人が、様々なことを書いています。ここで、最初の問題に遭遇します。すなわち、専門家ごとに言っていることが違うという問題です。

医者でも、難しい病状ならば、医者ごとに見解が異なるかもしれません。しかし、一般的な病気ならば、誰でも同じ診断を下すでしょう。自動車教習所の先生の場合は、指導要領に基づいた指導なので、だれでも同じことを教えてくれるでしょう。

しかし、相場の専門家は違います。みんな、バラバラです。

これは、当然のことかもしれません。将来の話なので、だれにも分からないからです。専門家が大勢いて、それぞれが違う意見をもっています。

投資の専門家は、どうやって稼いでいるか

ということは、専門家が実際にトレードする場合、正解だったほうは儲かって、不正解だったほうは損するということになります。不正解だった専門家は、たまたま不正解だったというだけかもしれません。

しかし、連勝続きということもないでしょう。

正解だった専門家は、ずっと正解というわけではありません。仮に、百発百中の専門家がいるとしましょう。すると、だれもがその専門家の話を聞きたいと思うはずです。

そして、彼が「今は〇〇が買いだ」と言葉を発した瞬間、市場参加者は、その銘柄を急いで買うでしょう。すなわち、株価は大暴騰です。

さらに、彼が買いだと言った瞬間、売り方は一気に消えるでしょう。今売らなくても、価格が上昇してから売った方がもうかるからです。こうして、大暴騰に拍車がかかって、何日も連続でストップ高になります。

しかし、そんな話は聞いたことがありません。

では、専門家はどうやって稼いでいるのでしょうか。答えは、おそらく以下の通りです。

  • 彼らは給与所得者で、誰かから給料をもらっている
  • 彼らは会社を所有していて、広告主から報酬をもらっている

と言いますのは、彼らは専門家らしいですが、相場で稼いでいますと言っているのは、ほとんど聞いたことがありません。

仮に、彼らは相場でしっかり稼げるとしましょう。すると、わざわざ給料をもらって従業員の地位に甘んじている理由が不明です。

  • 相場で巨万の富を築けるのに、なぜ安い給料をもらうのか
  • 通勤が面倒くさくない?
  • 上司や会社の方針に従うのは嫌じゃない?
  • 自分で会社を作った方が100倍良いのでは?

これらに対する合理的な回答が、一つ思い浮かびます。彼らは「相場で稼ぐことができないから、従業員をしている」です。

要するに、専門家とは、相場で稼ぐ専門家でなく、「相場を分析する専門家」であり、「相場をネタにして営業する専門家」です。

それを、私たちは「相場で稼ぐ専門家」だと勝手に思い込んでいるということです。

専門家の意見に従うのはリスクが大きい

自分は相場で稼げず、言葉だけで勝負するような専門家の意見は、無視するに限ります。彼らは、単なる営業社員です。

この考え方が正しいならば、専門家の意見を聞いてトレードするのは危険が大きいということになります。

なぜなら、営業社員だということは、彼らが所属している会社の方針通りに話をするだろうからです。こうなると、相場分析という面はどこかに消えて、完全に特定の金融商品を売る営業になります。

それに従うのは、リスクが高いと簡単に予想できます。

実際に自分が大きく稼いでいる専門家の意見だったら、話を聞いても良いかもしれません。しかし、「投資について話せるけれど稼げない」「投資について書けるけれど稼げない」というパターンだったら、悲惨です。

そのような専門家は、大勢いるでしょう。そして、私たちが期待する本物か、話が上手な営業社員なのか、外見で判断することは難しいです。

インターネットの情報もリスクいっぱい

この思考が正しいとすると、世の中の投資本やウェブサイトの情報もすべて同じと言えそうです。投資で大きく稼げるなら、わざわざ本を発売して稼ごうと思わないだろうし、ウェブサイトを作るのも大変です。

しかし、有名になれるというメリットがありますし、収入の道を複数持てますので、実際に稼いでいる人が執筆している可能性もあります。

なお、この記事の執筆者自身は、相場で実際に稼ぐ側です。

私が文章を書く理由は、収入の道を増やすためと、相場で稼ぐことに飽きが来ているという点もあります。相場は、腕を鈍らせない程度に参加しています。

ライティング能力やウェブサイト運営能力はあるけれど、相場で勝つ能力は全然ないという人は、世の中に大勢います。そのような情報を頼りにするのは、きわめてリスクが高いと言えるでしょう。

証券会社自身も営業マン

この考えをさらに進めると、証券会社自身も営業マンだろうということになります。トレードで大きく稼げるなら、顧客から手数料をもらうのでなく、自分で大きく稼いだ方が簡単です。

大勢の顧客がいたら、要望やクレームがたくさん来るでしょうし、お金の話なので、顧客のクレーム度合いも激しそうです。それならば、自分で稼いだ方が楽です。多数の社員を抱える必要もないし、店舗等も不要になります。

一般の人は、相場で稼ぐのは無茶かもしれません。

証券会社は、相場で稼ぐよりも手数料収入を得る方が確実だ、ということなのかもしれません。

私たちができること

では、私たちはどうすれば良いでしょうか。一言で書くならば、勉強することです。楽して儲けようというのは、知識はあるけれど相場で稼げない専門家たちからみて、おいしいカモになりかねません。

勉強するのは嫌だという場合、その状況で相場に入っていくのは、宝くじを買うようなものかもしれません。

大きく稼げるかもしれないけれど、大半は負ける、という構図です。

この記事を読んでいただいた皆様には、労をいとわず勉強するという姿勢を選択してほしいと思います。

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