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ローン・借金

リボルビング払いは、お金に困る生活をするのに最適な方法

現代社会では、大半の成人がクレジットカードを持っているでしょう。

JCBのアンケート調査によると、20代~60代の人でクレジットカードを持っている人の割合は、84%にもなりました。大変高い数字です。

そして、クレジットカードで買い物をすれば、支払いをします。支払方法は、主に3つです。

  • 一括払い
  • 分割払い
  • リボルビング払い

今回は、リボルビング払いに焦点を当てます。リボルビング払いは、貧乏になるために最適な方法です。

リボルビング払いとは

リボルビング払いとは、利用金額にかかわらず、毎月の支払額を一定にできる方法です。とても便利です。

例えば、以下のような感じでクレジットカードで買い物をしたとしましょう。

1月:8万円
2月:3万円
3月:5万円
4月:20万円
5月:5万円

毎月の収入が多ければ、問題ありません。しかし、そうでない場合、4月の20万円が痛いです。一括払いを選択した場合、苦しいかもしれません。

そこで、リボルビング払いが登場します。

毎月の支払額を5万円に設定します。すると、20万円の買い物をした請求が届く月も、5万円だけ支払いをすればOKです。残額は、翌月以降に支払います。

カード会社から見て、リボルビング払いは最高においしい

クレジットカードの明細を郵送でもらったり、ウェブで確認すると、「リボルビング払いをしませんか?」という趣旨の広告がいくつも見つかります。

この理由は簡単です。カード会社から見て、リボルビング払いはとても儲かるからです。

カード会社が儲かるということは、カードを使った人は、その分だけ余計に支払うということです。

この仕組みを、ざっくりとした比較で確認しましょう。

1回払いの場合

例えば、カードで20万円の消費をしたとします。1回払いを選択しました。すると、数か月後に銀行口座から20万円が引き落とされます。

これで、債権債務の関係は終了です。

私たち消費者は、使った分の金額だけ支払いました。利息は不要です。

これは、カード会社から見て面白くありません。後払いを認めてあげたのに、消費者から金利収入を得られないからです。

分割払いの場合

分割の場合、金利アリとナシの2種類があるでしょう。

カード会社にとって良いのは、もちろん金利アリの長期分割です。長期分割なら、金利を取れます。また、返済が長期間にわたりますので、元本の減り方がゆっくりになります。

その分だけ、金利を大きく稼げます。

すなわち、消費者は、金利分だけ余分に支払うことになります。賢い消費者は、分割払いをしません。

ただし、カード会社にとって、分割払いは最高においしいというわけではありません。なぜなら、分割払いの場合、あらかじめ決めた支払回数になったら、元本がゼロになってしまうからです。

すなわち、それ以上、金利を得られません。

リボルビング払い

よって、カード会社から見て、リボルビング払いが最高ということになります。もしかしたら、永遠に金利収入を得られるかもしれないからです。

極端な例を考察します。

現在のクレジットカード利用残高は、100万円だとします。1回の利用額は小さくても、リボルビング払いで1回の支払額が十分でないと、残高が大きくなってしまいます。

そして、金利分の支払が1か月1万円になったとします。

この状態で、リボルビング払いの毎月の支払額を1万円に設定していたとします。

今月:
支払前の残高:101万円
支払い後の残高:100万円

翌月:
支払前の残高:101万円
支払い後の残高:100万円

要するに、毎月の支払日に支払ったとしても、残高が1円も減りません。残高が100万円になった後、1円たりとも使わないとしても、永遠に金利を支払い続けることになります。

カード会社にとっては、最高の展開です。顧客が支払いを続けてくれる限り、勝手に儲かってしまいます。

また、「リボルビング払いは損だ」ということを知らないお客さんです。お金について知識が乏しいと容易に判定できますので、売込のチャンスです。

あれやこれやとサービスを紹介して、さらに消費してもらうという営業も可能でしょう。

お金に困りたくなければ、リボルビング払いをしない

上の例は極端ですが、カード会社にとって、リボルビング払いは儲かるので良い方法です。

すなわち、私たち消費者は、余分にお金を支払っていることになります。

10万円の商品を買ったのに、リボルビング払いを選択したばっかりに、合計で15万円を支払ったという例は、たいして珍しくもないと予想できます。

リボルビング払いは、あらゆる支払いをごちゃ混ぜにして、毎月一定額を返済していく方法です。

よって、本当はいくら使っていて、返済でいくら支払って、金利はいくらだったか?というのが見えづらい仕組みになっています。

「毎月一定額の支払でOKだから、良い方法だ」と感じている場合は、お金に関する知識が不足しています。カード会社にとって最高のお客さんだということになります。

「収入はそこそこあって、多額の消費をしていないはずなのに、なぜか支払が苦しい」という場合、リボルビング払いや分割払いを選択していないでしょうか。

一括払いと貯金

お金に困る生活から抜け出すには、一括払いです。

一括払いで買えない商品がある場合は、買いません。先にお金を貯めます。お金がないのに買うということは、借金しているのと同じです。

借金とは、将来の自分の収入をアテにして、現在の消費をするという意味です。

その将来がやってくると、「支払いが苦しい…」ということになります。

また、そういう生活をしていると、働けなくなって収入が落ち込むときに、悲惨な状況になりかねません。どう頑張っても、生きていれば老後がやってきます。老後は、若いころのように働けません。

年金は頼りになりませんし、借金に埋もれながら、「支払いが…」と毎日苦痛を感じながら生活することになるかもしれません。

老後になってまで、支払いが…と考えて生活するのは、人生が楽しくありません。

毎月の支払を一括払いにするとともに、毎月いくらかを強制的に貯金することが、お金に困らない生活をするために重要な要素になります。

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